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少年万引モラルハザードNo.4

産經新聞 5月15日記事

大粒の涙──「980円」で逮捕、罪の重さを自覚

産經新聞 5月15日記事 東京都足立区のコンビニエンスストア。

4月上旬のある晩、店にやってきた少年がまっすぐに雑誌コーナーへと向かった。

ここは店員のいるレジから肉眼では死角となる。「怪しい」と感じた店員が監視カメラで少年の様子を観察した。

案の定、コミックと雑誌の2冊(計980円)をシャツの中に滑り込ませ、ベルトに差し込むと店外へと駆け出した。

店員は追いかけ、近くを通りかかったパトカーに助けを求めた。「止まりなさい」。

パトカーに乗っていた警察官が拡声器を使い何度も停止を促すが、少年は言うことをきかない。

店から約250m離れた路上で取り押さえ、窃盗の現行犯で逮捕した。 捕まったのは中学3年の男子生徒(14)。

「人気コミックなので、どうしても読みたかったんだ。エロ雑誌はついでに取った。以前にも同じ店で(万引を)やったよ」。

警視庁竹の塚署の補導室でそう供述した。

逃走用の自転車を店の出入り口近くに用意し、しかも店の監視カメラに映らない死角に置いてあった。

少年のポケットの中には1000円ほどの現金が入っていた。

万引しなくても雑誌を購入できるだけの持ち合わせはあったことになる。

都内の書店で万引少年が任意で書いた反省文
都内の書店で万引少年が任意で書いた反省文。 徒党化、低年齢化が顕著に

連絡を受けた少年の母親は真っ青な顔で同署に駆けつけた。

「盗んだものはわずか980円分。なぜ逮捕されるのでしょうか」。

少年の母親は動揺を隠せない様子で捜査員に尋ねた。

捜査員は、逃走するなど犯行の”悪質性”を説明し、少年の一晩の留置を告げた。

1000円に満たない万引で、14歳の少年が逮捕されるのは確かに異例のことだ。

しかし補導、説諭といったこれまでの甘い対応では、急増する少年万引に歯止めをかけることはできない。

逮捕に踏み切ったのは、悪質な少年万引に対しては積極的に摘発していくという、警察の強い姿勢の表れでもある。

ドラッグストアや雑貨店などが集まる若者の街・渋谷。

警視庁渋谷署では今年に入って4月上旬までに、約150件の未成年の万引事件を認知したが、うち女子中高生が全体の6割以上を占めた。

「化粧品は女子中高生、生活雑貨は主婦、薬は高齢者というように層がわかれるが、グループで万引をする女子中高生の方が圧倒的に悪質です」と、都内に約百店舗を展開するドラッグストアチェーンは指摘する。

同チェーンでは、店で女子中高校生の万引犯が見つかり警察に被害届を出すと、翌日からその学校の制服姿の女子中高生の客が激減する。

容易に万引できる店のうわさが校内で広がり、集中的に狙われていたのだ。

日本チェーンドラッグストア協会によると、平成13年度の国内のドラッグストアの推定万引被害総額は、総売り上げの約0.75%の200億円。

14年度は262億円にも達した。”万引天国・日本”。こんなフレーズが現実のものとなりつつある。

「少年犯罪は凶悪化、グループ化が進んでいる。万引した商品を使って火炎瓶を作ったカラーギャングもいたほどだ。

捜査員は一生懸命やっているが、補導・逮捕の成果がまだまだ足りない」 都内の少年犯罪の検挙、防犯活動を指揮する友渕宗治・警視庁生活安全部長はそう話す。

軽い気持ちで万引に手を出し、その後、傷害や強盗といった凶悪犯罪へと走る少年は少なくない。

少年万引に対して厳しく臨み、その段階で罪の重さを知らしめることは凶悪犯罪の芽を摘むことにもつながる。

1000円に満たない万引で逮捕された14歳の少年は、その夜、生まれて初めて留置場に入れられ、目から大粒の涙をポロポロとこぼしたという。

犯した罪の重大さに気付いた瞬間だった。(比護義則、芦川雄大)

万引き牽制標語

万引が深刻化して書店経営を圧迫していると考えた出版社「文芸春秋」(東京都千代田区)は2月、「万引き牽制標語」を募集。

社員らの応募作約1000点から選んだ標語ポスターを4月全国書店に配布した。

●最優秀賞:

「ちょっと待て。ほんの1冊、悔い一生。」

●優秀賞:

「盗んで、売る─犯罪二つ分です。」 「買ってこそ本はあなたの友になる」 「万引きは1度目でレッドカードです。」


何故志郎より 悪いことをしたら「刑務所に預かってもらうぞ」 と子供への教育が必要なのでは?



子供から「万引ぐらい…」などと言われた時、徹底して怒る親は少ないかもしれない。

昔なら「バカヤロー。万引は泥棒だろう。泥棒や凶悪犯は警察に捕まって、刑務所に入れられてるだろう」と言い、悪いことをしたら蔵に閉じ込めたり、家に入れなかったりしたと思う。

今の子供たちは親の話より、ゲームやテレビ、雑誌などに夢中になっている。

小さいうちから「刑務所に預かってもらうぞ」とか「警察に連れて行くぞ」などと厳しくしつけ、自由を奪われる怖さを教育すべきではないだろうか。

大粒の涙を流した少年は、大変良い経験をしたと思う。

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No.5 「『割れ窓』理論──良心に訴える防止策も」に続く

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