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AIRCRAFT INRTERIORES March/April 2001

Clear Vision:
Komy Sees Success With Flat,Wide-View Mirrors

▲世界中で購読されている
航空機内装専門雑誌です

このCD、欲しいけどお金が足りない。で、まわりを見渡すと誰もいない……。てな時、万引しちゃおうかとムラムラしたこと、ありませんか。実際、万引被害額は売上の3%との説もあり、店側にとって頭の痛い問題らしい。

そこで、万引防止のために天井などに設置するのが防犯ミラー。コンビニや書店、CDショップなどでよく見かけるこのミラーを開発し、シェアの約7割を誇る会社がコミー(埼玉県川口市)だ。

「そもそもは看板業としてスタート。実は防犯ミラーは店のディスプレー用に作ったものなんです。モーターで回転する看板を開発した頃、たまたま不要になった鏡とモーターを組み合わせて回転する凸面鏡を商品化したところ、30個もまとめて購入してくれたスーパーがあった。なんで30個も買うんだろうと理由を聞くと万引防止に役立つとのことで、1978年以降量産体制に」
万引防止用として商品化されたミラーだが、徐々に店舗以外のさまざまな場所にも登場。地下鉄やエレベーター、ATMコーナーでの安全確認の他、レストランでの接客用にも利用されている。

さらに、96年にはボーイング社、2001年にはエアバスの旅客機にも採用。機内の安全確認や手荷物入れの忘れ物の確認に使われているのだ。
「航空法で”客室乗務員は常に機内の7、8割を視野に収めていなくてはならない”という規定があるんですが、かつて使われていたガラスのミラーでは割れた時にケガをする危険がありました。が、うちのミラーは”鉄の繊維”と言われるポリカーボネート製。ガラスの300倍、アクリルの30倍もの強度があり、軽くて傷付きにくく割れないのが特徴です。旅客機で使われているのは、平らなのに広い視野が得られる”FFミラー”。ミラーの裏面に細かい溝をつけて凸面鏡と同じ反射角にしたもので、世界特許を取得。アメリカ航空局の耐久テストにも合格しています」