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お正月の夢「人生に、夢があるのではない、夢が人生をつくるのだ」(1999.01)

「金と票」だけの族議員たちがどさくさにまぎれ、グチャグチャやっている限り、経済は今年もガタガタになるさ。
我々がそんな政治家を選んでしまったのだ。

今やわが日本の平均寿命は世界一。そして飲み食いし過ぎて死ぬ奴はたくさんいるが、足りなくて死ぬのは、ほとんどいなくなった。
もし、収入が半分になったら、借金は「少しずつしか払えねぇ」と開き直り、3分の1の生活に切り詰めれば生きていけるさ。

ところで問題
地球の半径(約6400km)と生物が生きられる空気層10km(例 エベレスト山頂は約9km)を1億分の1に縮小し、半径6.4cmの円をコンパスで描いたら空気層の厚さは?

答えは

約0.1mmで、シャープペン芯の太さ0.5mmの5分の1だ(違っていたらゴメン)。

そんな空気や水で生物ができ、人類ができ、日本ができ、そして我々が生まれた。実に不思議だ。
我々も生物の一部。花を咲かせ、種をつくり、散っていく。
そう考えると「他人に比べて…」とか「前年に比べて…」などと落ち込むのはバカバカしい。
いかに花を咲かせて、命を味わうかだ。だからやたらとセックスに励めというわけではない。
「人間は社会的動物である」と昔の哲学者は言った。

すなわち、犬猫と違い、人間は社会的に喜ばれることが必要なんだ。
「念ずれば花開く」と、自社のビールをたくさん飲ませることに成功した人は言った。
ビールだから良かったが、ゴルフ場をたくさんつくることを念じて成功した人は今、大変だろうな。
肝心なのは、何を念じ、何を夢見るかだ。

「じゃあ、どんなことを念じ、どんな夢を見るの?この厳しい時代に!」
「厳しい時代だから面白いんだよ。なぜ今まで夢を見なかったの?夢を見る時間を取らなかっただけじゃないの?

スポーツのうまい人はスポーツする時間をつくっているように、夢を見る時間をつくることさ。
習うより慣れろ。もし、夢づくり教室があって、週に一度レポート提出しなければ卒業、就職できないとなったら必死につくるさ。
ただ、今のところそんな学校ないから独学さ。
独学は『無所属の時間』(山本七平の言葉)をつくることだ。人間は、仕事、家族、趣味などどこかの社会に所属しなけりゃ生きていけない。
その所属から一歩離れた時間をつくることで原点からの発想が出るんだ。その時間を定期的につくらないだけの問題さ」

「ところで人に説教するのはいいが、おまえは何を念じ何を夢見ているんだ?」

「58才。今年こそ正月に自分で夢を見てみよう。酒を飲み過ぎずに……。
正月で間に合わなかったら花見の頃までに…」