コミーの物語宣言
コミーは面白い物語を創るために仕事をしていきます。
この世界にあるすべてのものには、それぞれ物語が存在します。
葉っぱ1枚にも物語があり、「葉っぱのフレディ」という物語になりました。
今、ここにおいしいリンゴがあるとすれば、その陰には壮大な物語があるはずです。
例えば、
- 「リンゴ農園から消費者までの流通物語」
- リンゴ農園の手入れと、暑さ寒さや雨風・台風などの気象環境との一年間で 「リンゴが見事に実った物語」
- 土地の環境に最適の種を探し、種を蒔き、芽が出て・・・・・・、そして数年かけてやっと実った 「最初のリンゴが実るまでの物語」
- おいしいリンゴづくりを目指した 「リンゴの種の交配物語」
- もっとさかのぼって、「アダムとイブのリンゴの物語」
- 「・・・・・・」
このように物語は果てしなく続きます。
例え木になったリンゴがすべて台風で落ちたとしても、物語はそれで終わりではありません。幹が倒れてしまったとしても同じです。
木が生きている限り、新しい芽を出し、枝となり、やがてしっかりとした実を付けます。また、もし木が台風に負けてしまったとしても、土に還り、土としての物語が始まるのです。
物語には、「環境要因」「DNA要因」「時間要因」三つの要因があると思います。
時を重ねる中で、すべてのものは必ず環境と共に変化していきます。私たちが私たちであるために、私たちをもっと根本から動かす何かが、「DNA」ではないでしょうか?
コミーは一つひとつの仕事が終わるたびに、事実をできるだけ記録し、
「なぜ、うまくいったのだろうか」とか「なぜ、うまくいかなかったのだろうか」
などを皆でゆっくりと話し合ってきました。そして、少しずつコミーのDNAを理解し、それに合った環境選びができるようになった気がします。
例えばDNAのタイプに「競争が好きでこれがあると沸き立つ人」と「競争というと負けた時や人のことばかりを考えてしまい、競争のない世界に逃げ出すことを考える人」があると思います。コミーは後者です。
おかげ様で弱肉強食の世界から離れ、草食動物のように、争いの少ない別世界で生きてこられたように思います。
振り返ってみますとそこには、“出会いの喜び” “創る喜び” “信頼の喜び”がありました。これこそがコミーのDNAではないかと思うようになりました。
コミーが出会い、学んできた一流会社の貴重なDNAは「トヨタ自動車の生産システム」「ソニーのブランドづくり」「リコーのCS」「デルのSCM」「3Mの開発者の15%ルール」などの物語の中に存在していました。
コミーは今まで歩んできた道をそのまま、物語にしていました。しかし発想を転換し、小さな仕事一つひとつにも物語があると考えてみました。
これからは「面白い物語をつくることを想定し、そのために仕事をしよう」というスタイルに変えていきます。
コミーが将来どんな物語をつくっていきたいのかを考えてみました。
まず5年くらいかけてリコーやソニーに負けないような「コミーのCS物語」「コミーのブランド物語」「箸道創設物語」ができたらなぁと思います。
今、壁にぶつかっている問題がたくさんありますが、それが解決したら
「○○のブレークスルー物語」ができるかもしれません。さらに、題名が意外と大切なため、題名を議論しているうちに「物語の題名づくり物語」ができるかもしれません。
そして、もしお互いのDNAで役に立ちそうであるならば
「面白い物語を創るために、一緒に仕事をしませんか」とか
「面白い物語を創れそうなら、コミーも参加させて下さい」と、いろいろな人に呼びかけていこうと思います。
コミーは“出会いの喜び” “創る喜び” “信頼の喜び”を味わう仕事を大切にしたいと考えています。
これからもよろしくお願いします。