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「掃除と分類」物語<連載No.7>

分類の基本は、まず「過去・現在・未来」の三つに分けることに気がついた!!

分類問題で悩んでいた時に 『「3」の思考法』(’87年 飛岡健著 ごま書房発行)を読んだことがあった。

著書の言葉として

三位一体、三すくみ、正反合、序破急、三段論法等々、私たちの周辺には「3」にまつわる言葉や考え方がじつに多い。

これは、宇宙の構造そのものが、時間・空間・物質という三要素で成り立ち、立体が縦・横・高さの三次元で構成されるように、人間の認知能力そのものが「3」を基本にして組み立てられているからだと、私は考える。

事実、私たちは日ごろものを考えるのに、無意識のうちに、三つの要素、三つの段階、三つ目の考え方というように「3」を使っている。

となれば、この方法をもっと意識的に使えば、情報を整理、分析し、新しい発想を生み出すのに効果的ではないか。

この本は、そうした私の年来のテーマを、さまざまな実例、ハウツーとして解き明かしたものだ。

コミーは今まで自然に三つの言葉、仕事の基本「PLAN・DO・SEE」、及び生きがいとして「出会いの喜び・創る喜び・信頼の喜び」を使っていた。

また、商品クレームの問題があった時、通常まずお客様にお詫びする。

次に何故起きたか考え、どんなに時間をかけても再び起きぬようにすることである。これを短く「現状処理・原因究明・再発防止」の三つも使っていた。

また、整理整頓の問題で理屈は正しいと思っていたがうまくいかないで悩み続けていた。

10年以上は次の言葉を繰り返してはいた。

その理屈は、整理が悪いとは

①置き場所が決まっていない……

すぐ 置き場所を決めること。

②決めた置き場所に置いていない……

教育が悪いか、ルールが無理。

すぐやること。

何故、うまくいかなかったのか? 原因がやっと分かった。

この二つの分類だけで言い続けていたが、三つ目が足りなかったのである。

ISOを導入して約4年後のことである。

ISOは「監査」という言葉がある。

監査で不合格ならばISOの資格はなくなる。

コミーでは監査に相当する言葉がなかった。

そんな時SSのコンサルタントからの「社長の監査日を作ってはどうか」とのアドバイスをもらい、この日を月に一度、作ることにした。

今まで「整理整頓を評価する」ことが欠けていたのである。

考えてみれば「ルールを作る・ルール通りに行う・これを評価する」の三つで世の中ができていることがようやくわかったのである。

なるほど、何でも先にまず三つに分けてしまった方が良いのだと思うようになった。

これは世界の多くが採用している民主主義のルールであると思う。

「ルールを作る立法」と「それを見本に行動する行政」と「その評価の選挙」である。

会社や社会というものは「ルールを作る・毎日作業をする・それらを評価する」の三つで成り立っている。つまり「PLAN(未来)・DO(現在)・SEE(過去)」の三つの繰り返しで我々は学習しながら生きている。

現在しか考えられない人と、「過去・現在・未来」のサイクルをつなげながら考えている人と、仕事能力に大きく差がついていくと思う。

今考えてみると「クレーム対策」も「PLAN・DO・SEE」 も「コミーの三つの生きがい」もすべて過去・現在・未来につながっていた。

そして、日本式、「過去・現在・未来」は掃除を中心とした和方式であり、西洋式の「過去・現在・未来」は明確に分類し、イエスかノウを選択する方式である。キャノン、トヨタなど高収益の国際企業は、和魂洋才を実にうまく使っているのだと思う。

ちなみに社長監査日を設定したが、やはり社長は日本人。監査というよりも、うまくいっていないところを探しながら、何故うまくいかなかったかを共に考える時間となっている。

従ってコミーの目指したいものづくりは次のようになるということか?

No.8につづく