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航空業界参入物語<連載No.8>

アメリカでの販促活動を開始

アメリカの人達にもコミーを、そして世界初のFFミラーエアを知って欲しい。
海外広報活動とアメリカでの展示会出展を初体験。

●キャッチフレーズは、”FIRST IN THE WORLD”
アメリカでの販促活動では、まずアメリカ航空業界の「エアライン」「機体メーカー」「内装関係」の人達に広く知ってもらおうと考えた。幸いコミーはこれまでメーカーとして展示会やパブリシティ、広告活動だけは人任せにせずに自社でおこなって来た。今回も海外事情に強い人のアドバイスをもらいながら、なるべくお金をかけず自社で進めることにした。キャッチフレーズは、“FIRST IN THE WORLD”である。

第一は、雑誌へのパブリシティである。一般誌までのパブリシティはあきらめ、1999年6月に入ってからアメリカの専門雑誌社20数社にプレスリリース資料を送った。
この結果、航空業界誌「AVIATION WEEK」(1999年7月26日号)に取り上げてもらうことができた。同誌は航空関係では最も有名な雑誌であり、購読者は全世界に及ぶ。発行部数43万部。業界誌だけに反響も多く、問い合わせは個人、会社合わせて65件あった。他にも「AIR TRANSPORT WORLD」誌(10月号)などに掲載された。

第二は、「ACPC」(AIR CARRIERS PURCHASING CONFERENCE/於テキサス州/1999年8月)という商談会である。これは普通の展示会とちょっと異なり、エアラインの購買担当者と航空機部品メーカー・販売会社のバッチを付けた者同士の集まりである。メーカー・販社は各エアラインに出向かなくてもこの会場で売り込みができる。
商談ルールとしては、メーカー・販社はエアラインに対して早い者勝ちで売り込み時間の予約ができる。予約ができるエアラインは公式には6社で、売り込み時間は1社あたり10分間だけ。エアライン購買担当者は、自社のテーブルで待っている。
コミーはヨーロッパと北米メジャーのエアライン6社にアピールした。この商談会は、購買責任者と直接会えたり、紹介してもらうことができて有意義である。 結局、6社の他にも7社追加できたので、計13社。これらのエアラインには最新情報を出したり、訪問したりしている。
この商談会は3泊4日の日程でおこなわれ、同会に集まったのは、エアライン83社、メーカー・販社739社で総数1700名であった。

●アメリカの一般の人達にも知って欲しい
第三の試みは、「AVIATION WEEK」主催の展示会「AERO SPACE EXPO’99」(於カリフォルニア州/1999年11月)への初出展である。
商談会と違って、こちらは一般の人も入場できるので、出展によって、より多くのアメリカ人にFFミラーエアを実際に手にとって見てもらうことができる。「フラットなのに広く見える世界初のミラー」「超軽量」「超薄型」「貼るだけでOK」「デザインもスッキリしている」という特徴を理解してもらい、それがいかにビン内の死角をなくすのに役立つかを知ってもらいたいと思った。
FFミラーは、アイデアや先端技術だけで実現できた製品ではなく、日本人の手先の器用さ、職人芸があってこそ実用化が可能になったものである。「FFミラー」を1988年に発売して12年、レベルはかなり上がっており、現在もレベルアップの努力をしている。このような技は外国人にはすぐに真似できないと思う。それだけに興味を持たれ、良い評価を得られるのではないかと思った。
この展示会への出展は日本からは当社だけであった。多くのアメリカ人にFFミラーエアの特徴を理解してもらえたとは思うが、数百人に伝えられたとしてもまだ知名度はひと握りというよりも爪のアカ程度である。 ひとつ残念なことには、この展示会では意外とエアライン関係者の来場が少なかったこともあり直接のビジネスに結びついていないようである。

AVIATION WEEK表紙 AVIATION WEEK記事
「AVIATION WEEK」(7月26日号)

●英語版ホームページの開設
この他、こうした販促活動をバックアップする目的もあって、99年8月にFFミラーエアの英語版ホームページを開設した。とはいうものの、この英語版の内容はあまり更新しなかった。その一番の理由は、同じ時間をかけるのであれば、日本語版の充実にあてたいためである。
もうひとつの理由は、航空機関係以外の輸出をほとんど考えていないことである。輸出は輸送コストがかかることに加え、ユーザーの顔が見えない。マーケットとして育てるには、ユーザーの顔を見て、話を聞かなければならないが、輸出ではそれが難しい。展示会などを通じて、韓国、台湾ほかの国からも熱心な問い合わせがあるものの、コミーのビジネスとしては難しく、大変申し訳なく思いながらもお断りしている状況である。
そんなことがあって、日本語版のホームページが大変好評であるのに対し、英語版は、コミーを知ってくれた航空関係の人がチラシ代わりに見てくれれば……といった位置づけとなっている。
ただ今後は、英語版のホームページもコミーらしいものにしたいと思っている。

展示会場写真