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「万引問題」物語<連載No.3>

万引問題は、捕まえた人に聞け!!

ミラーは本当に役に立っているのか?現場に聞け!

「もし、役立っていないなら売るな!」 「役立っているなら大きく叫べ!」 結果は……。

お店を訪ね、現場の話を聞くうちに さまざまなことがわかる。

防犯ミラーが万引防止に効果があるというのが、もし誤解だったとしたら!  もし本当に効果がないのならば、今後も売り続けたとしても将来の売上げは激減するだろう。 この疑念を払拭するためには、実際に防犯ミラーを使っているお店に聞いてみるしかない。 そのために、お店の訪問も当面は営業目的よりも、この防犯ミラーの効果の確認を優先するよう全員に徹底させた。「売上げが一時的に減っても、ここはやせ我慢」と腹をくくった。 現場にとことん聞いて、もし役に立っていないなら売るのをやめよう。だが、本当に役に立っていたら、今まで以上に声を大にして叫ぼう! このように思い切ったのには訳がある。コミーの経営方針「コミーの考え方」の第一番に「相手の役に立つ」ということで次の内容を掲げているからである。 相手とは、得意先であり、仕入れ先、社員相互などである。関係するものは、対立するものではなく、共存するものと考える。 得意先の役に立つことを常に考えていれば、必ずや相手の信頼を得られる。 会社と社員の関係においても、双方が常に相手に役立つことを考えていれば、共に成長発展する。 つまり、防犯ミラーが実際にお店の役に立っているかどうかということは、コミーの経営の根幹に関わる事と考えたのである。

「万引犯をいつも捕まえる店」もあれば 「万引問題に関わりたくない店」もあった

お店を訪ね、現場の話を聞くうちに様々なことがわかってきた。 まず、万引防止に対する姿勢は大きくふたつに分かれた。 ひとつは、万引防止対策に非常に熱心で、実際に万引犯を捕まえたことも多くあるお店。もう一方は、万引問題にはできれば関わりたくないというお店である。まるで「臭いものに蓋」というような感じで、もちろん万引犯を捕まえたことなどもない。 万引されていることを知りながら、なぜその防止に消極的なのか、不思議に思う読者も多いだろう。それには理由があるのである。まずは犯人を捕まえることの難しさと恐さがある。 抵抗されることを想像してみて欲しい。相手が力のない年少者とは限らないのである。そして、もし捕まえたとしても、その処理をどうするか。話を聞いて、もうやるなよと言って放免するのか、警察を呼ぶのか。警察を呼べば呼んだで、事情の説明などで時間を取られる。等々。 これに費やす時間、人件費、そして心理的な負担が相当なものであることも事実なのである。

万引でつぶされる店が現実にある!

万引防止に積極的ではない店の経営者は、損害を承知でただ放置しているのではないだろう。万引で失うものと、万引防止や犯人を捕まえた際にかかるコストを秤にかけているのだろうか。 もしそうだとすれば、重大な落とし穴がある。それは、お店が万引で失っている金額がどれくらい大きいかは実際にはわからないのである。万引対策を積極的におこない、その成果に触れて初めて、失ってきたものの大きさに気付くというのが実情である。 万引犯は、その店が盗みやすい店と知ると、連続して盗む。そしてその情報はすぐに他の仲間に伝わり、狙われるのである。 前回ご紹介したスーパー白菊さんの店長、加藤さんがこう話していた。 「○○にオープンしたあの○○が、間もなくつぶれました。原因は万引です」とのこと。

万引かどうか疑心暗鬼にならず、レジに集中できるんだよ

幸いなことに、既にミラーを導入し活用しているところでは、その効果や成果について話を聞くことができた。 役立っているという話を聞くと、正直ホッとしたし、うれしかった。 東京都内の薬局で、売場面積当たりの収益が高く、業界内で知る人ぞ知るというS薬局でも、万引に悩まされていた。 たとえば、高額の栄養ドリンク剤のコーナーは、どうしても死角となってしまうために、万引が多かった。 外箱は残っているのである。つまり中身のドリンクボトルを抜き取る万引である。そしてその対策として、ミラーを取り付けたところ、被害が減って大変助かったという。 上越地方のコンビニエンスストアではこんなこともあった。 新幹線の高架下にあるその店は、有力チェーンの店であるが、マニュアルで決められたもの以外にもミラーを取り付けていた。聞いてみると、オープン時にはマニュアル通りのコーナー2ヵ所に付いていたが、もっと欲しくなったという。そして店の中央部の死角をなくすために、ドームミラーを2ヵ所追加したとのこと。 「ここに来て見てごらんよ」と言われレジの中に入ってみた。「今、あそこにしゃがんでいる人は、何も悪いことをしていないことがすぐにわかるでしょ。万引かな?と疑心暗鬼にならず、レジに集中できるんだよ」。 本部指導の徹底しているチェーン・ストアで、さらにミラーを追加している現場を見て、本当にうれしかった。

店舗のトップは、万引の現場をどれだけ知っているのだろうか?

10年前にコミーの防犯ミラーを購入してくれた店から連絡があった。 ミラーの位置を一ヵ所だけ変更してくれないかとのことである。この店は、東京都内の問屋街に何店舗も展開する有名店である。 早速訪問し、ミラーの移設をした後、パートタイムの女性がいろいろな話をしてくれた。 売場で、自分を万引犯に見立て「ほら、ここでこうやってしゃがんで袋に入れちゃうんですよ。あなたの位置からミラーを使えばよく見えるでしょ」と身振り手振りもまじえて説明してくれた。 今回のミラー移設も、現場の工夫でこうしたいという要望によるものだった。その女性は最後にこう付け加えた。 「いつも上の人に、防犯ミラーをもっとつけてくださいと、みんなで申請しているんですけどね……」。 その話を本部の担当者に伝えたところ、「昔はよくミラーをつけたが、社長判断でこれ以上増やさないことにした」と言う。 その理由は、お客様は神様だから、監視するようなものをつけて店舗イメージが悪くなることは避けたいということらしい。その担当者は、ミラーの効果について現場の声を聞いているらしく、そのいきさつを少し残念そうに語っていた。 売場をあずかる店長や販売員には、大切な商品をみすみす万引されるのはどんなにか悔しいだろう。しかし意外な事に、その万引防止に消極的な経営者も多いのである。

No.4へ続く

お試し無料貸出し制度

最適なミラーを選ぶには(1)映る範囲、(2)像の大きさ、(3)使用環境の3つの条件が決め手になります。 現場で確認したいこともあると思います。詳細はご連絡ください。(個人のお客様は除きます)