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東京都立葛飾ろう学校 衝突防止物語<No.3>

子どもたちにはFFミラー? 職員の方には凸面ミラー?


 葛飾ろう学校に設置したミラーは、大きく分けてFFミラーと凸面ミラーの2種類ある。このうち子どもたちが活用しているのは、FFミラーのほうだ(設置例2~4)。
 FFミラーは、利用する人の目線に合わせて設置できる。葛飾ろう学校でも、幼稚部の子どもがよく使う廊下はかなり低い位置に、小学部の児童が利用する廊下はやや低めに、というように一番よく利用する子どもの目線に合わせて設置している。小さな子どもに、常に安全を意識してもらうのは難しいが、目線の高さに設置してあれば意識しなくても自然と目に入る。そのためFFミラーは子どもたちも活用しやすいのだと思う。

 

設置例2. 幼稚部体育館付近の廊下

幼稚部体育館付近の廊下 平面図
幼稚部体育館へ通じるT字路にFFミラー通路を設置。幼稚部の子どもの目線に合わせているので、かなり低い位置に貼ってある。
体育館への行き帰りにミラーを見て確認するよう、先生方が指導してくれている。


幼稚部体育館付近の廊下の写真

 

設置例3. 階段の踊り場

階段付近平面図
階段を隔てる壁には大きな穴が開いていて向こう側が見えるようになっているのだが、背が低い子どもは穴の下に隠れてしまう。穴だけでは衝突を回避しきれないので、ミラーを4か所の踊り場に設置した。
踊り場には生徒の書いた絵などが飾ってあるのだが、ミラーはシンプルなデザインで掲示物を邪魔することもなく、よく見えると好評。追加の要望があり、7月29日に訪問した際に、新たに2か所設置した。

階段付近写真

 

設置例4. トイレ・階段に通じる廊下

トイレ・階段に通じる廊下平面図
人の動線が交差し、衝突の危険が高い場所。以前、トイレから出てすぐ走り出した小学生と、廊下を歩いていた高校生がぶつかったことがあった。FFミラー通路を設置してからは、走る子自体が減ったそう。

トイレ・階段に通じる廊下写真