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東京都立葛飾ろう学校 衝突防止物語<No.4>

幼稚部ミラー
天井に設置したラミドーム


 一方、凸面ミラーは、子どもたちはあまり活用していない。例えば天井につけたラミドーム。設置したときは「とてもきれい」と評判が良かったのだが、見上げなければならないためか、子どもたちはあまり見ないそうだ。目線よりも高い位置に設置してある凸面ミラーは、むしろ職員の方たちに役立ててもらっている。
 例えば食堂付近のT字路に設置したスーパーオーバル(設置例5)。像が大きく、角度調整もできるミラーで、配膳車を運ぶ職員などが子どもとぶつからないよう利用しているそうだ。こうしたミラーは、車を運転する人にとってのカーブミラーのような役割を果たしているのだと思う。車を運転する人は、曲がり角では安全確認が必須だ。同じように、配膳車を運ぶ人なども常に安全に気を配っているので、目に入りやすい位置にあることよりも、しっかり見えることのほうが大事なのだろう。食堂付近に設置したスーパーオーバルは高い位置にあるので、大きな配膳車を運ぶ場合も見やすい。また人通りが多い時間帯でも、ミラーが通行人で隠れてしまうことがない。どんな人がどう利用するかによって、どんなミラーが最適かも変わってくるのだ。

 

設置例5. 食堂へ通じる廊下

食堂へ通じる廊下 図と写真
昼食の時間になると食堂へ向かって子どもたちが走ってしまうので、100kgほどある配膳車とぶつからないよう、職員が常に気を配っている。
①と②のスーパーオーバルを設置し、曲がり角の向こうから来る子どもの姿を確認できるようになったので、職員の負担が軽減された。

 

設置例6. エレベータ

エレベータミラー写真
①と②はエレベータの乗り残し・挟み込み防止用のFFミラー。③は今回寄贈したものではなく、もともとあったミラーを場所を変えて設置。③は、始めは必要ないと思ったそうだが、荷物を運ぶときなどに活用しているそうだ。